ブログ一覧
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東京地裁、だいにち堂の措置命令取消請求訴訟を棄却
だいにち堂が消費者庁を相手取り、景品表示法処分の取り消しを求めた訴訟は、3月3日、東京地裁がだいにち堂の請求を棄却する形で決着がつきました。 だいにち堂は2017年、販売するサプリメントの広告が、景表法の優良誤認にあたるとして、消費者庁から措置... -
景品表示法の不実証広告規制とは?摘発されない4つのポイントも紹介
景品表示法では優良誤認表示(第5条1号)に該当するか該当性を判断するために、第7条に「不実証広告規制」を規定しています。 本稿では不実証広告規制や15日ルール、措置命令を受けないために用意すべき根拠資料、不実証広告規制による摘発事例などについ... -
景品表示法の課徴金免除規定|適用されるための3要件
景品表示法には課徴金免除規定があります。課徴金納付命令を出されても一定の条件を満たした場合納付を免れるというものです。今回は 景品表示法の課徴金免除規定とは 課徴金免除規定の考え方 免除規定が適用となる要件 などについて平成30年の日産自動車... -
薬機法(薬事法)上化粧品や医薬部外品で「敏感肌専用」はいえる?
化粧品広告では、「敏感肌専用」など特定の肌質や効能、年齢層、性別を限定する「○○専用」という表現は、原則使用できません。ただし、使用部位が明確な場合(爪専用、目元専用など)や安全性上必要な場合(洗い流し専用など)は例外です。一方、「○○用」... -
【いいかえ例付き】薬機法(薬事法)上、化粧品で「小顔印象へ」はいえる?
薬機法(薬事法)では、「痩せる」「病気が治る」といった具体的な変化の標ぼうを規制していますが、抽象的な表現でも医薬品のような効果を連想させる表現は不可となることがあります。「小顔印象」は医薬品的な効果を連想させるため認められません。その... -
「ウィルス除去カードに根拠なし」Salute.Lab(株)に措置命令
消費者庁は2020年12月22日、Salute.Lab(株)に対し、同社が供給する「イオニアカードPLUS」と称する商品に係る表示について、景品表示法違反(優良誤認表示)で再発防止などを求める措置命令を下しました。 違反行為者の概要 名 称 Salute.Lab株式会... -
特定保健用食品(トクホ)とは?特保の4区分と表示可能な表現、罰則について解説
特定保健用食品(トクホ)は、国が有効性や安全性を審査し、特定の保健効果の表示を許可した食品です。健康増進法を根拠とし、機能性表示食品などと共に保健機能食品に分類されます。病気の改善はうたえませんが、健康維持や生活習慣病の予防を目的として... -
「空気清浄に根拠なし」萬祥株式会社へ措置命令
2021年1月15日、消費者庁は萬祥株式会社に対し同社が供給する「Jaiaile 」に係る表示について景品表示法違反(優良誤認)で再発防止などを求める措置命令を出しました。同日にNature Linkも措置命令を受けていますが、対応の違いに注意です。 違反行為者... -
「空気清浄に根拠なし」株式会社Nature Linkに措置命令
2020年1月15日、消費者庁は株式会社Nature Linkに対して同社が提供する、「AirRevo CARD/エアレボカード」、「AirRevo CERAMIC PLATE/エアレボセラミックプレート」に係る表示について景品表示法違反(優良誤認)で再発防止などを求める措置命令を出しま... -
健康食品や化粧品で「大学との共同研究」は可能?
健康食品や化粧品などの広告で「大学の共同研究」というフレーズをよく見かけますが、法律上、認められるのでしょうか。「大学との共同研究」の訴求の考え方について解説します。 推薦表現は制限されている 化粧品などにおける広告表現は「医薬品等適正広...