itemscope itemtype="https://schema.org/WebPage" data-barba="wrapper">

「効果には個人差があります」をつければ法規制を免れる?

景品表示法
この記事は約3分で読めます。
0

法律上認められない表現を「口コミ」「購入者の声」などとして掲示し、傍に「効果には個人差があります」「あくまでも個人の主観です。効果を保証するものではありません。」といった但し書き(打消し表示)を付しているケースをよく見かけます。打消し表示をつければ何を書いても問題ないのでしょうか。

打消し表示をつけても法規制の対象となる

岐路 考える

商品やサービスについて説明する際、その内容に例外がある場合に表示される注釈を「打消し表示」といいます。化粧品や健康食品で認められた範囲を逸脱した表現を「口コミ」として掲示し、傍に「すべての人に効果が表れるわけではありません」「使用者の感想です。」などの打消し表示をしている広告は非常に多いです。

残念ながら打消し表示をつければ効果効能や誇大表現を用いてもOKとはなりません

打消し表示については媒体や広告の種類ごとに

  • 文字の大きさ
  • 本文とのバランス
  • 配置箇所
  • 背景

など様々な制約があり。ルールに従って記載しなければなりません。

 口コミにおける打消し表示の考え方については「打消し表示に関する表示方法及び表示内容に関する留意点」は「第4 体験談を用いる場合の打消し表示について」や健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項について」が参考になります。

「打消し表示に関する表示方法及び表示内容に関する留意点」は「第4 体験談を用いる場合の打消し表示について」において次のように規定しています。

打消し表示の実態調査結果から、実際に商品を摂取した者の体験談を見た一般消費者は「『大体の人』が効果、性能を得られる」という認識を抱き、「個人の感想です。効果には個人差があります」「個人の感想です。効果を保証するものではありません」といった打消し表示に気付いたとしても、体験談から受ける「『大体の人』が効果、性能を得られる」という認識が変容することはほとんどないと考えられる。        (引用:打消し表示に関する表示方法及び表示内容に関する留意点)

打消し表示があっても消費者が体験談から受ける認識は変わることはほとんどないと考えられるため、効果効能を保証する旨の体験談は打消し表示を付しても認められないということです。

そのうえで以下のように続けています。

実際には、商品を使用しても効果、性能等を全く得 られない者が相当数存在するにもかかわらず、商品の効果、性能等があっ たという体験談を表示した場合、打消し表示が明瞭に記載されていたとしても、一般消費者は大体の人が何らかの効果、性能等を得られるという認識を抱くと考えられるので、商品・サービスの内容について実際のもの等 よりも著しく優良であると一般消費者に誤認されるときは、景品表示法上 問題となるおそれがある。   (引用:打消し表示に関する表示方法及び表示内容に関する留意点)

また「健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項について」では「ウ アンケートやモニター調査等の使用方法が不適切な表示」において

「個人の感想です」、「効果を保証するものではありません」等の表示をしたとしても、虚偽誇大表示等に当たるか否かの判断に影響を与えるものではない」

としています。

総合すると次のように解釈できます。

打消し表示が明瞭に記載されても、本文に効果効能を得られる旨が掲示されていれば一般消費者は(口コミ内容ほどの効果は得られないにしても)何らかの効果は得られるだろうという認識を抱くと考えられる。

よって口コミの本文が商品・サービスの内容について実際のものよりも著しく優良であると一般消費者に誤認されるような場合は、景品表示法上 問題となるおそれがある。

 

打消し表示でいい逃れることはできない

打消し表示をつけても法規制の対象になります。そもそも打消し表示をつければ通るならば薬機法や景品表示法の意味がありませんからね。誤認されがちですなポイントですから注意が必要です。


0

コメント

タイトルとURLをコピーしました