健康食品通販ゼネラルリンクに措置命令

2020年12月23日、消費者庁は株式会社ゼネラルリンクに対して同社が供給する「マカミア」に係る表示について景品表示法違反(優良誤認)で193万円の課徴金納付命令を出しました。

 違反行為者の概要

名 称 株式会社ゼネラルリンク(法人番号 1011001045024)

 所 在 地 東京都渋谷区渋谷二丁目12番9号

代 表 者 代表取締役 廣瀬 真一郎

設立年月 平成16年9月

資 本 金 8837万4351円(令和2年12月現在)

違反行為の概要

自社ウェブサイトなどで、本件商品を摂取することであたかも、著しく妊娠しやすくなる効果が得られるかのように示す表示をしていたが実際には根拠のないものであった。

たとえば「nenne」と称する自社ウェブサイトにおいて、「自然環境の厳しい南米ペルー産のマカを厳選し独自製法のエキスパウダーとして抽出。大学教授をはじめとする共同研究チームによる機能性試験において、授かり率が190%高まることが示されました。」等と表示。

さらに実際には自社が運営しその表示内容を自ら決定しているにもかかわらず第三者が運営するものであるかのように装った「妊活ガイド」と称 するウェブサイトにおいて、「妊娠率190%UPも!?今話題の妊活サプ リ総合ランキング!」、「マカミア(ネンネ)」「授かり率が190%UPす る妊活サプリ」等と表示するなど、あたかも、本件商品を摂取することにより、著しく妊娠しやすくなる効果が得られるかのように示す表示をしていた。

表示に対し、消費者庁は根拠資料の提出を要求。

ゼネラルリンクは根拠資料を提出したものの、消費者庁は表示を裏付ける合理的根拠とは認められないと判断、ゼネラルリンク(東京都渋谷区、廣瀬真一郎社長)に対し、景品表示法違反により課徴金193万円の支払いを命じた。

対応

ゼネラルリンクは以下のように対応しています。

・措置命令を真摯に受け止め、謝罪する

・該当表示箇所の修正、該当商品の販売終了、返品返金を実施する

・今後は再発防止のための社内管理体制の強化および社員教育の徹底に取り組みたい

ただ、ゼネラルリンクは同一商品について2020年3月にも行政指導を受けています。謝罪コメントにも脱字がありますし、摘発から3か月経過した執筆時点(2021年2月27日)でも堂々とリスティング広告を出しています。

本当に反省しているのかは甚だ疑わしいところです。(これについて問い合わせしたものの、音沙汰はありません。)

目次

本件のポイント

白衣の女

昨今は景品表示法違反に該当する表示があまり多く、取り締まり切れていないのが現状です。その点本件は優良誤認表示だけでなく、自作自演で製品に人気があるかのように装うなどしていた点において悪質性が高く、摘発に至ったと考えられます。

また同一商品について過去にも措置命令を受けていますから、確信犯的な違反と言わざるを得ません。

「つい誇大表示をしてしまった」「うっかりミスで違反してしまった」などならまだしも、意図的に騙すようなやり口をしていは、消費者からも見放されてしまいます。情報が瞬く間に拡散する令和のヘルスケアビジネスにあっては、クリーンな運営が必要不可欠です。

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