職場に家庭、人間関係…。さまざまな事柄が複雑に入り組んだ現代日本においてストレスをまったく感じない人はいないでしょう。ストレス対策商材は高いニーズがありますが、健康食品や化粧品で「ストレス」は原則NGです。



「ストレス」はその言葉自体が医薬品的効能を連想させるため、化粧品や健康食品では認められません。代わりに「忙しい毎日」「心の健康を保つ」など健康維持や現状をサポートする表現がOKです。また「軽心力」など造語や「○○対策」といった表現も安全。直接効果を示さず、共感や未来への期待を感じさせる言い回しがポイントです。
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薬機法(薬事法)とは


薬機法(薬事法)とは、医薬部外品や化粧品などに関するルールを定めた法律です。
正式には「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」といいます。
2017年、内容の一部改正とともに、名称も「薬事法」から「薬機法」に変更となりました。
薬機法(薬事法)では、医薬品でないものが医薬品のような効果効能(改善、治る、筋力アップなど)をうたうことや、安全性や効果効能を保障する表現(副作用はありません、安心です、必ず効きます)などを禁止しています。
【薬機法(薬事法)で禁止される表現の例】
医薬品でない商品の医薬品的効果
- 化粧水で「シワ改善」
- サプリメントで「肝機能障害が治る」
- 育毛剤で「発毛」
安全性や効果効能を保障する表現
- 絶対に安全な商品です。
- 確実に効きます。
- 副作用はありません。
化粧品や健康食品で「ストレス」は不可


薬機法では医薬品でないものが医薬品的な効果効能を標ぼうすることを禁じています。
”ストレス”という言葉は「種々の外部刺激が負担として働くとき、心身に生ずる機能変化」を意味する医学用語(広辞苑より)です。つまりストレスの語そのものが医薬品的な効果効能の暗示にあたります。よって化粧品や健康食品で「ストレス」は不可です。
OK表現とNG表現
NG表現


”ストレス”の語はそれ自体が医薬品的な効果効能の暗示にあたります。以下の表現は認められません。
【NG表現】
- ストレス解消
- ストレス改善
- ストレス緩和
- ストレス低減
- ストレス緩和
- ストレス低減
- ストレスなく過ごせる
- ストレスをいやす
- ストレス社会に生きるあなた
- イライラに(グレー)
- イラっとする(グレー)
- 抗ストレス作用
- 精神的ダメージを軽減
- 精神的ダメージを緩和
注意したいのが、「イラっと」「イライラ」「精神的ダメージ」などストレスを想起させる表現はNGとなることがある点。「心の健康維持」など別の角度から攻めるのが無難でしょう。
OK表現


【OK表現】
- 忙しい毎日を送るあなたに
- 毎日プレッシャーにさらされているあなたに
- 余裕のない毎日に
- パワー対策
- 不安対策
- エナジーサプリ
- ストレスサプリ
- 毎日アップアップの方に
- 軽やかな明日に導く
- 心の健康に
- 心身の健康を保つ
- 爽快力
- 軽心力
- 美活力
- 慌ただしさに
「ストレス」いいかえテクニック


- 「忙しい毎日」「慌ただしい」「アップアップ」などストレスの状態にフォーカスする
- 「心の健康」「健康を保つ」など健康維持表現にとどめる
- 「軽やかな明日」など未来にフォーカスする
- 「美活力」「爽快力」「軽心力」など、造語を用いる
- 「パワー対策」「不安対策」「ストレス対策」など”○○対策”とする
「忙しい毎日」「慌ただしい」「アップアップ」などストレスの状態にフォーカスする
「ストレスが軽減する」と直接的な効果をうたうのではなく、「ストレスを感じやすい状況」を描写することで、読者の共感を引き出します。「そうそう、こんな毎日なのよ」と感じてもらうことがポイントです。
- 「時間に追われる、慌ただしい毎日に」
- 「人前に立つことが多く、プレッシャーを感じるあなたへ」
- 「やることが多くて、いつも頭がアップアップな方に」
- 「気持ちが休まらない、現代社会で頑張るあなたのお守りに」
- 「仕事や家事で、自分のことは後回しになりがちな毎日に」
「心の健康」「健康を保つ」など健康維持表現にとどめる
「改善」や「解消」ではなく、現在の良い状態を「維持する」「保つ」という補助的な表現にすることで、医薬品的な効果の標ぼうを避けます。あくまで健康維持のサポートというスタンスを明確にします。
- 「心の健康をサポートし、穏やかな毎日を」
- 「すこやかなコンディションを保ちたいあなたに」
- 「リラックスタイムの質を高め、やすらぎをキープ」
- 「GABAの力で、ポジティブな気持ちを維持するお手伝い」
- 「乱れがちな気持ちのバランスを、内側からサポート」
「軽やかな明日」など未来にフォーカスする
「今すぐこうなる」という効果ではなく、「こんな未来を目指したい」という願望や期待感に焦点を当てる表現です。読者にポジティブな未来を想像させ、行動を後押しします。
- 「スッキリした気持ちで、軽やかな明日を迎えたい」
- 「明日も笑顔でいるための、夜の新習慣」
- 「前向きな一歩を踏み出す、きっかけに」
- 「どんより気分を切り替えて、輝く未来へ」
- 「穏やかな気持ちで、翌朝をスタートしたいあなたへ」
「美活力」「爽快力」「軽心力」など、造語を用いる
造語は薬機法のリスクを低減できる便利な手法です。商品の持つ世界観や特徴を、キャッチーな言葉で表現してみましょう。
- 「GABAでサポート、あなたの『ほっと休息力』」
- 「イライラ、どんよりに。『おだやか平常心力』」
- 「忙しい日々に負けない『いきいき爽快力』」
- 「気持ちを軽くする新習慣、『軽心力(けいしんりょく)』チャージ」
- 「あなたの『やすらぎ活力』を応援します」
「パワー対策」「不安対策」「ストレス対策」など”○○対策”とする
「〇〇を解消する」のではなく、「〇〇への対策」とすることで、直接的な効果の表現を和らげることができます。読者が抱える課題に対して、予防や準備といったニュアンスでアプローチします。
- 「GABAで始める、毎日の心の健康対策」
- 「現代社会のプレッシャー対策に」
- 「気持ちの切り替えに。ポジティブ対策の新習慣」
- 「人とのコミュニケーション対策のお守りサプリ」
- 「夜のゆったりタイムに。おやすみ前の新対策」



化粧品や健康食品では「美容」「健康」「現状維持」までは可能です。ですから「心の健康」「健康を保つ」など健康維持表現も認められます。
奥の手としては、「美活力」「爽快力」「軽心力」など、存在しない言葉を造ってしまうのもアリです。
広告ですから、意図が消費者に伝わればいいわけです。必ずしも正しい日本語である必要はありません(ただし胡散臭さは増しますのでご注意を)。
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「ストレス」は健康食品でも化粧品でもNG!別角度からの訴求がおススメ


「ストレス」のワードそのものが医薬品的な効果効能の暗示にあたり健康食品でも化粧品でもNGとなります。「イライラ」「精神的ダメージ」なども認められません。「健康維持」など別の角度から表現を使うのが無難でしょう。
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