景品表示法の確約手続き認定|株式会社ソシエ・ワールド

2026年3月3日、消費者庁は株式会社ソシエ・ワールドの確約手続きを認定しました。

目次

問題となった行為の概要

株式会社ソシエ・ワールドはWebサイト「HOT PEPPER Beauty」において、クーポンに「有効期限」を示して期間限定の割引のように表示していました。

しかし実際には期限後の申込みでも同額またはそれ以上の割引が適用されることがあったとして、取引条件の有利誤認(景品表示法第5条第2号)の疑いがあるとされました。

問題となった行為の詳細


・媒体:Webサイト「HOT PEPPER Beauty」内、各店舗ページの「クーポンメニュー」
・表示内容:クーポンごとに割引後価格と「有効期限」を表示し、期限内の申込みのみが割引対象であるかのように訴求
・実態:クーポン記載の期限後に申し込んだ場合でも、期限内と同額又はそれ以上の割引が適用された価格で役務提供を受けられることがあった
・消費者庁の手続:2026年2月20日(令和8年2月20日)に確約手続通知→2026年3月3日(令和8年3月3日)に確約計画を認定
・確約計画(主な内容):取締役会決議(再発防止・不実施確認)、一般消費者への周知、再発防止策の実施、対象期間にクーポンを利用した消費者への一部返金、履行状況の報告

問題となった表示例

例(Hot Pepper Beautyのクーポン表示):
・「ボディ人気No.1!!【身体スッキリ】むくみ改善全身オールハンド55分¥31,185→」
・割引後価格として「¥4,400」と表示
・「有効期限:2025年05月末日まで」等と表示
これにより、「期限内に当該クーポンを利用して申し込んだ場合に限り、割引が適用された価格で提供を受けられる」かのような印象を与える表示とされたものです。

橋本 駿
消費者庁の誤りを指摘した薬機法の専門家
【この記事の著者】
薬機法や景品表示法などの専門家。NTTDocomoやハウス食品、富士薬品など大手企業との取引実績多数。
2023年には消費者庁の公的文書の誤りを指摘・改善、2024年にはわかさ生活に薬機法広告の専門家としてインタビューを受ける。
現在は専業薬機法ライターとして記事制作や表現のチェック、広告に関するコンサルティング、法務研修、講演活動などをおこなう。
消費者庁・公正取引協議会の「景品表示法務検定アドバンスクラス(合格者番号APR22000 32)」や東京都福祉保健局の資格を有する。その他薬機法関連の民間資格ももつ(薬事法管理者資格など)。

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