「帽子をかぶるとハゲやすい」ってホント?AGAクリニックのスタッフに聞いてみました

帽子

強い日差しが降り注ぐ夏に欠かせないのが、帽子です。しかし「帽子はハゲの原因になる」「帽子は薄毛を進行させる」といわれることもあります。

薄毛を気にしている人は「帽子を被っていると髪に良くないのかな?」「工場勤務で日常的にヘルメットを被っているけど大丈夫なのか?」
と心配になる人も多いのではないでしょうか。

こで本稿では帽子が原因でハゲることはあるかどうか、噂の真偽をバイオテック大阪梅田店のスタッフさんに聞いてみました。

目次

帽子をかぶるとハゲるは「嘘」

「×」の札を上げる男性

論からいうと、“帽子が原因でハゲることはまずない”そうです。

ではなぜ巷では、帽子がハゲの原因になるとまことしやかにささやかれているのでしょうか。

「うーん、正直なところよくわかりません。お客様からもよく聞かれる質問なんですが…。

帽子をかぶると頭がペタンコになりますよね。恐らくここから帽子をかぶるとハゲやすいといわれるようになったのではないでしょうか。(スタッフさん)

バイオテックの育毛剤

なるほど、帽子を脱いだとき髪のボリューム感がなくなることから薄毛の原因になるイメージが根付いてしまったんですね。

むしろ帽子は薄毛対策になる

それどころか帽子は薄毛対策に効果的なんだとか。

「むしろ帽子は紫外線ダメージから頭皮を守ってくれるので、薄毛対策にもなります(スタッフさん)。」

紫外線と薄毛の関係

紫外線がシミやクスミ、ソバカスを引き起こすことはよく知られていますが実は薄毛の原因にもなります。

 

「UVA・UVB・UVC」同じ紫外線でも肌への影響が違う

ここで少し紫外線のダメージについてお話ししましょう。

紫外線にはUVA、UVB、UVCの3種類があり地表へ届くのはUVA、UVBの2種類です。

<UVAの特徴>

・波長が長く、オゾン層や雲も通過する。地表に届く紫外線の約95%

肌の奥まで届いてハリや弾力を作るコラーゲンエチレンにダメージを与える

シワたるみの原因に

<UVBの特徴>

・ほとんどがオゾン層や雲で吸収される。地表に届く紫外線の約5%

表皮に強く作用して、赤い炎症や色素沈着を引き起こす

日焼けシミの原因に

紫外線が髪に与えるダメージとしてまず思い浮かべるのが、パサつきや切れ毛などの「髪の日焼け」ではないでしょうか。毛髪用日焼け止めも販売されていますね。

髪の日焼けはUVB波によって引き起こされます。髪が日焼けすれば、乾燥したりパサパサになったりはしますが、トリートメントやオイルでいくらでもケアできます。
つまり肌の奥までは届かないUVB派を浴びても新たに生えてくる毛髪には影響がありません。

 

本当に怖いのは、頭皮の奥深くまで届くUVA波です。

肌の奥の真皮層には、毛細血管毛細リンパ管毛根があります。髪が正常に成長するには、毛細血管を介して毛根(やそのなかにある毛母細胞)に十分な栄養分が毛根へ届くことが大切です

ところがUVA波は、髪の発育に関わる細胞に深刻なダメージを与え、血管やリンパの機能が低下させてしまいます結果、毛根に十分な栄養が届かなくなり、薄毛を促進してしまうのです。

帽子は頭部を紫外線刺激から物理的に守る役割を果たすので、薄毛対策にもなるといえるんですね。

 

ただし帽子が薄毛の原因になる場合も!被り方・選び方で注意しなければならないポイントは?

ポイント虫眼鏡

「帽子をかぶるとハゲやすい」はデタラメであることはおわかりいただけたかと思います。しかし、帽子の種類やかぶり方によっては、薄毛を促進させるおそれがあるので注意が必要です。帽子の選び方やかぶり方、ポイントを解説します。

通気性に優れた、ゆとりのあるものを選ぶ

帽子を選ぶときは、

  • 通気性に優れているか
  • きつすぎないか

を意識しましょう。

通気性に優れているか

通気性に優れているかどうかは必ずチェックすべきです。

帽子をかぶると、頭皮はどうしても蒸れがちになります。蒸れると雑菌が繁殖しやすくなり、薄毛に繋がります。後ろ側がメッシュになっているものなど、なるべく通気性の良いものを選ぶようにしてください。

 

きつすぎないか

ピッチリとしたサイズではなく、ややゆとりがあるものをチョイスすることも大切です。締め付けがあまり強いと頭皮の血行を妨げ、頭皮への栄養が滞る原因になりかねません。

調整できるタイプの場合は、帽子と頭皮の間に指が一本入るくらいの余裕もたせるとよいでしょう。

屋内では脱ぎ、屋外では深くかぶる

長時間かぶりっぱなしにしない

長時間かぶりっぱなしだと、帽子のなかが汗で蒸れてきます
蒸れた状態が続くと頭皮環境が悪化し、薄毛の原因となりますから屋内や日陰にいるときは帽子を外すようにしてください。

深くかぶる

紫外線ダメージ

ファッションで、帽子を浅くかぶっている人をたまに見かけます。
浅くかぶると額~前頭部は無防備になり、紫外線のダメージを直に受けます。帽子はなるべく深くかぶることが大切です。

小まめなメンテナンスで清潔に保つ

いわずもがなですが、ヘルメットや帽子は手入れをせずに使い続けるのはNG。

頭皮環境が悪化し、頭皮のニオイ薄毛の原因になります。

最悪の場合、皮膚病になることもあるので注意しなければなりません。頭皮が皮膚病になれば薄毛対策どころの騒ぎではありませんからね。

帽子は小まめにメンテナンスを入れ、常に清潔に保ちましょう。

日傘や毛髪用日焼け止めスプレーもおすすめ

帽子だけでなく、日傘や毛髪用の日焼け止めスプレーも効果的です。
日焼け止めを選ぶ際は、SPF値PA値に着目するようにしましょう。

UVBをカットするのがSPF 、UVAをカットするのがPAです。

SPFの1~50+の数値は、何も塗らない場合と比べてUVBによる炎症をどれぐらいの時間防止できるかを表しています。数値が大きい方がUVB波に対する防御効果が高くなります

PAは『PA+』〜『PA++++』の4段階に分かれていて「+」が多いほどUVAにに対する防御効果が高いことを示しています。

お伝えの通り薄毛対策にはUVAをカットすることが重要になります。ですからPA値の高いものを選ぶことが大切です。

帽子は薄毛の原因になるは「嘘」正しくかぶって薄毛対策を

「帽子は薄毛につながる」というのは嘘です。むしろ正しくかぶれば帽子は紫外線から頭皮を守ってくれる、薄毛対策の強い味方になります。

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@223ciwjy

橋本 駿
貴社の利益を守る法規ライター
2019年開業。現在は法人案件を中心に薬機法や景品表示法といった広告法規が絡むライティングや広告制作、セミナー、研修などを行っている。

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広告規制が厳格化していますが、多くの企業は薬機法しか意識していません。
しかし実は薬機法よりも大事なのが、景品表示法です。
薬機法を守っていても、景品表示法に違反していれば摘発対象になります。

2024年には改正景品表示法が施行され、課徴金の割増規定などが盛り込まれる予定です。

ただ景品表示法はルールが非常に複雑で、弁護士でさえも理解できていないケースが少なくありません。

誤りを発信している弁護士のHPも散見されます(事例については個別相談で)
私は景品表示法をはじめとする広告法務に関して網羅的かつ高い専門知見を持ち合わせています。

ですから万全のコンプライアンス体制で貴社の利益を守ることが可能です。

◆主な実績
・消費者庁に公的文書の誤りを指摘改善させた実績
・景品表示法務検定アドバンス(消費者庁公認、公正取引協議会主催)
・食品の適正表示推進者(薬機法関連指針などを発出する東京都福祉保健局の認定資格)
・その他薬機法民間資格
・上場企業との取引実績多数
帽子

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